brakudaの日常

札幌在住のブロガー1年生brakudaが日々の日常を書き綴ります。日々考えたことや読んだ本、旅行や登山、投資などについて書いていきます。

【世界自然遺産】知床ってどんなところ?【後編】

知床に関する記事の後編です。

前編をまだご覧になっていない方はこちらからご覧ください。

 

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知床って何ができるの?

 

 

知床には海も山も森も川もあり,様々なアクティビティを楽しむことができます。また,当然ですが新鮮な海の幸もありますし,知床連山から湧き出る素晴らしい温泉もあり,家族連れでもカップルでも友達同士でも,そしてもちろん一人旅でもどんな方でも楽しめます。

 

海派の人におすすめ

 

海が好きな方におすすめするのは,もちろん「クルージング」!!

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知床には観光船を運営している会社が沢山あり,個々人の好みによって,巡航コースや料金・出発時間等の異なる様々なプランを選択することができます。短いところで1時間,長ければ3時間をかけて知床半島の周囲をクルージングし,知床半島を海から眺めることができます。長いコースであれば知床半島の先端にある知床岬まで行くプランもあります。道が整備されておらず,現状であれば個人で計画し,道なき道をかき分けながらでしか辿り着けない知床岬は必見です!!

 

クルージングでは,断崖絶壁の景観や奇岩,美しい滝など,知床半島の野性味溢れる景観はもちろん,熊やオジロワシ,珍しい鳥などの動物も見ることができます。特に,海から見る野生の熊は迫力があり,結構な確率で見ることができます。

 

そしてクルーズのメインは何と言ってもクジラ!時期によりけりですが,ホエールウォッチングができます。クジラだけではなく,イルカの群れなどに遭遇することもありますよ!運営会社によってプランは様々ですので,事前に運営会社のHPを見た上で,事前に予約しておくことをお勧めします。

 

山派の人におすすめ

山派の方におすすめなのは,羅臼岳の登山です!

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羅臼岳は日本百名山のひとつで,非常に美しい山です。後述する知床五湖や知床峠,クルージング等でも遠くから羅臼岳を眺めることができますが,知床に来たのであれば,是非登ってみることをお勧めします。頂上に立った後で,下から眺める羅臼岳はまた一味違った感慨を覚えると思いますよ!

とは言っても,知床半島にそびえる山ですから,標高自体は1,660mと余り高くはないものの,悪天候になった場合などは,厳しい気象条件になることもあります。また,熊も出没するので,熊対策をするなど,十分な装備が必要になります。

登山シーズンは7月中旬~9月下旬。岩尾別ルートで往復8時間を目安とし,早朝に出発すれば日帰り可能なルートとなっています。

 

私は3年前と昨年に,2度,羅臼岳~硫黄山の1泊2日の縦走登山をしたことがあり,その体験記も書いていますのでもし興味があれば是非読んでみてください!

 

 

家族連れの方におすすめ

知床五湖

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知床連山の麓にある,五つの神秘的な湖のことを知床五湖と言います。知床五湖では遊歩道が整備されており,熊よけの防止柵も完備されているなど,子供連れであってものんびりと五湖を散策(実際に見れるのは五湖のうちの1つの湖ですが。)し,天気の良い日には遠くにある知床連山の雄大な景色を楽しむことができます。また,遊歩道を散策するコースは無料で,往復約1.6km,20分ほどのコースですが,希望者はガイドと一緒に地上の遊歩道(有料)へ降り,往復1.6km又は3.0kmのコースを歩き,五湖全てを散策しながら間近にいる動植物を観察することができます。知床五湖へは自家用車またはバスで行くことができます。

 

カムイワッカ湯の滝

 

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カムイワッカ湯の滝,というのは小さな滝なのですが,その滝に知床連山から湧き出る温泉が流れ込み,川(滝)全体が流れる温泉のようになっています。

仕切りなどもありませんので,野生の温泉(川?)として,服のまま流れ出る温泉に入ることができてとても気持ち良いです。川を滑りおりたり,上流に向かって川を登ったりすることができます。ただ,近年は滑落事故なども発生していますので,訪れる際は十分に注意してください。

カムイワッカ湯の滝へはバスで訪れることができる他,通行規制がありますが自家用車でも訪れることができます。

 

 知床の拠点になる町は?

宇登呂

知床の拠点になる町は「宇登呂(ウトロ)」という町になります。

宇登呂には,民宿やホテル,キャンプ場やレストランなどが集まり,上に挙げた様々なアクティビティへの起点となる町です。一軒ですがコンビニ(セブンイレブン)もあります。宇登呂から知床五湖を始めとする様々な観光地に向かうシャトルバスも数多く出発していますし,宇登呂を起点に旅行の計画を立てておけばまず間違いはないと思います。

 

羅臼

宇登呂の反対側の知床半島の根元にある「羅臼」も拠点の町になります。

宇登呂がオホーツク海側の拠点だとすると,羅臼は太平洋側の拠点になります。

上に挙げた代表的な観光地の拠点とするのであれば、羅臼は拠点とするには少し不便ですが、ホエールウォッチングなどをするのであれば羅臼側から船が出航するケースが多くなります。

 

どのように行くの?

北海道内から

道内の各都市からバスやJRが出ていますし,もちろん車で行くことも可能です。

 

北海道外から

北海道外からであれば,最寄りの空港は女満別空港,または釧路空港になります。

女満別空港であれば,空港からバスで約2時間。

釧路空港からであれば,空港からバスとJRを乗り継いで4~5時間かかります。

 

 

まとめ

知床は、ふらっと行こうと思うにはなかなか難しい場所にありますが、多くの魅力を秘めた知床という場所を是非訪れてみてください!