brakudaの日常

札幌在住のブロガー1年生brakudaが日々の日常を書き綴ります。日々考えたことや読んだ本、旅行や登山、投資などについて書いていきます。

【北海道胆振東部地震体験記】自然災害への備えで必要なこと・まとめ~その1~

今年は台風に地震に、本当に災害が多い年ですね。

 

私の住む札幌でも,今回の北海道胆振東部地震で震度6弱を記録し,私の住む家でもレンジが落ちてきたり,本棚が倒れたり,なかなかの被害がありました。近くの道路も陥没したり,歪んでしまったり,相当な揺れであったことを実感しました。何より,寝ている間に起きた夜中の地震は何が起きているかもわからず,ベッドの上で揺れが収まるのを待つしかなく,とにかく怖かった,という記憶があります。今回,大きな被害に遭われた方についても他人事とは思えず,今回被害に遭われた方へ,心からお見舞い申し上げます。

 

今回の地震で特筆すべきは何と言っても,「停電!」が長時間に亘って起きてしまったこと!広い全道全域の停電なんて前代未聞です。私の住む地域でも,地震が発生した6日・木曜日の未明から,7日・金曜日の夕方までの丸1日半の間,停電が発生し,地震が起きた6日の夜は真っ暗な中で過ごしました。9月上旬だったから良いものの,これが氷点下の真冬に起きていたらと思うとゾッとします。。

 

札幌は地震が起きない,と札幌人の間では長い間,迷信のように信じ込まれており,私もほとんど災害の準備をしていませんでした。今回の地震を経験して、地震を始めとす災害はどんなところでも起きるんだということを身をもって経験し、普段から色々な備えをしておくことの重要性を実感しました。

とはいえ、普段全く災害の準備をしていなかったので、「災害の準備と言っても何から行おう…」というレベルから始めました。そんな私が防災力を獲得していく,自らの体験記として皆様の参考になれば嬉しいです。

 

 

【まず行ったこと】自分が住んでいる自治体の防災マニュアルを確認

まず私が行ったことは、札幌市のHPを確認し、札幌市が定めている防災マニュアルを確認しました。

 

 https://www.city.sapporo.jp/koho/pamphlet/documents/01bosai_handbook.pdf

 

大抵の自治体は,防災マニュアルを設定しています。まずは自分の住んでいる自治体のHP等を確認し,防災マニュアルを確認しましょう。

 

起こる可能性のある災害は,地震、水害、土砂崩れなど様々です。どんな災害も起きると考えて準備するのがベターかと思いますが、まずは自分の住んでいる自治体が想定していて、自分の身の回りに起こる可能性の高い災害を中心に準備するのが良いかと思います。

 

また,自治体によっては,水害などの場合,浸水などが起きる可能性ごとに危険度を区分けしたハザードマップも備えていますので、自分が住んでいる地域やその周辺を中心に危険度を確認しておきます。

 (札幌市のハザードマップ)

http://www.city.sapporo.jp/kikikanri/higoro/fuusui/documents/chuou-toyohira_map_kani.pdf

 

【次に】必要になるものを書き出す

自分の住んでいる自治体・地域で,どのような災害が発生する可能性があるかを確認したら、次に必要な物品を書き出します。地震や水害など、災害によって必要な物品が異なる場合もありますが、この段階では必要になると思わる物品を全て書きだします。

 

防災についてまとめたサイトやブログを見ると、色々なアイディアや便利商品が載っていますが、これらのものを全て揃えていこうと思うとキリが無いので,まずは基本的な道具を揃え、その上でプラスアルファとして便利商品やアイディア、各ご家庭によって異なる必要物品を付け加えていくのが良いんじゃないかなと思います。

 

防災用の備蓄品については,最低でも3日分。理想は1週間分を備えておくべきとされています。昔は救助が来る目安となる3日分(=72時間分)を備えておくべきと言われていましたが,東日本大震災のケースを見ればわかるように,避難等が長期間に亘るケースもあることから,1週間の備えが理想とされています。

 

私の場合【夫婦二人のみ】

 私は夫婦二人のみとかなり身軽な方ですが、お子さんや高齢者の方がいらっしゃったりした場合は、用意するべき物も様々に異なると思います。あくまで一例として、私のケースを挙げさせてもらいます。

ライフライン系

生きていく上で必要になるもので,第一優先で揃えておくべきものです。また、災害の時は、食料や水など、誰にでも必要になるものが最優先で配布されます。そのため、常備薬やメガネなど、本人にしか当てはまらない物も最優先で備えておくものと考え、分類しました。

 

・貴重品(通帳含む)、現金、携帯電話,カード類(今回の地震では停電によってATMも止まってしまい,ある程度まとまった現金を保有しておくことの重要性を痛感しました。)

 

・水(1人1日3Lを目安)

 

・食料(水で戻せる米、レトルトカレー、カップ麺、袋めん、缶詰、ゼリー、乾パンやチョコなどの菓子類など。ガスと水さえあればお湯が作れるので、カップ麺系は腹持ちも良くて重宝します。)

 

・ヘッドライト(懐中電灯よりも両手の自由が効くヘッドライトがベターです)

 

・常備薬(災害の時は病院も受診できなくなってしまう可能性もあるので,常備薬は必要です。大きな持病のある方は特に)

 

・メガネ又はコンタクト用品(視力が低い方は特に必需品です。)

 

・靴(靴は以外と見落とされがちですが、移動する時に靴は必需品です。ただ、靴はかさばるので,私の場合は踵ストラップがついて足を覆ってくれるクロックスを代用品とし、リュックに引っ掛ける形で準備しています。)

 

・ラジオ(停電だとテレビも止まってしまい,携帯も電池の関係で使用を控えることになるので,情報源のラジオはとても重宝しました。どこで何が起きているのかを知ることで精神的にも安定しますしね。)

 

・カセットコンロ又はキャンプ用のバーナー(ガスが止まってしまうとお湯もわかせません。)

 

衛生用品

・衣類、下着、タオル

 

・携帯トイレ(水が止まるとトイレも止まってしまうので携帯トイレは必須です。)

 

・救急セット(消毒液や絆創膏、バファリンなどの痛み止めや包帯など簡易的なものです。)

 

・生理用品

 

・ティッシュ、トイレットペーパー、ウェットティッシュ(特に衛生面でウェットティッシュは大活躍です。)

 

・歯ブラシ

 

・ラップ、アルミホイル(ラップは食器に巻くことで使用後の食器洗いが不要になったり,アルミホイルも重ねればフライパンになるなど大活躍します。)

 

・ビニール手袋(衛生面であった方が良いかと)

 

・食事用のカトラリー類

 

・水のいらないシャンプー

 

あると便利なもの

・予備用の電池及びポータブル充電器(電池は今回の地震でも真っ先に売り切れました)

 

・ロウソク、ライター(ヘッドライトがあれば代用できますが,あると安心です。)

 

・化粧水と乳液(ホコリなどで乾燥するのであると便利です。)

 

・軍手

 

・ガムテープ(万能です)

 

・紐又はロープ

 

・ビニール袋(万能です)

 

・ビニールシート(避難所では隣との仕切り・目隠しにもなります。)

 

・ホイッスル(建物の中に閉じ込められた際などに使用します。)

 

・浄水器

 

・手回し発電機

 

 

こうして書き出してみるとかなりの備えが必要なことがわかりますよね。

 

後編も是非どうぞ!

 

www.brakuda.work