【北海道胆振東部地震体験記】自然災害への備えで必要なこと・まとめ~その3~
前回記事の続編が遅くなってしまいました‥。
災害への備えとして、必要物品を揃える、そして、安価で便利な商品が沢山出ていますよ~、というところまでご説明した前回記事及び前々回記事についてはこちらです!
まだ読んでいないという方は是非こちらから読んでみてください。
今回の記事の目次↓↓
【次にやること】必要物品をまとめてパッキングする!!
パッキングとは、カバンの中に必用な物品を詰めることです。必用な物品が揃ったら、当然カバンに詰めるのですが、カバンの種類は考える必要があります。
カバンの種類について
カバンと一口に言っても、色々な種類があります。普通のリュックサックからトートバック、肩掛けカバンなど色々な種類がありますが、防災用の準備として備えておくべきはもちろん「リュックサック!」タイプのカバンがお勧めです。
↑リュックタイプがお勧めです。
理由としてはもちろん、「両手が空くから」。この一点に尽きます。災害の時は両手が空いており、身軽に動けることが何よりも重要なポイントになります。この点、トートバックや肩掛けカバンも悪くはないのですが、リュックサックに劣る部分が出てきてしまいます。
そしてもう一点。「一つのカバンに何でもかんでも詰めすぎないこと!」です。理想は、人数分のカバンを用意し、重さを分担させておければ理想です。必用物品についても、カバンごとに小分けし、それぞれのカバンごとに独立して必要な物品が全て揃っている、というのが理想です。
一つのカバンに詰め込みすぎ、重くなってしまうとその分身動きがとりにくくなってしまいますし、負担は均等、もしくはそれぞれの体力を考えて重さや分量を按分しておくというのが理想です。
なので、カバンを人数分用意し(できればリュックサック)、パッキングの準備をします。
必要物品をカテゴリー化する
パッキングする前に、揃えた必要物品をカテゴリー化しましょう。すぐに物が取り出しやくすいように、というのがその理由です。災害がやってくるのは、パッキングした数年後かもしれません。必要な物品を取り出そうとしても、「あれ??どこに入れたっけ??」という状況を防ぐためにもカテゴリー化は必ず行っておくべきです。
と言っても、「食品類、調理器具類」、「衛生用品類」、「衣類」、「ガムテープなどの便利グッズ類」などといった、大まかな区分けで良いと思います。とにかく雑多な状態でパッキングすることは分け、カテゴリーごとにビニール袋で区分けするなどしてパッキングするようにしましょう。
濡れたら困るものは防水のジップロックなどへ!!
ライターや乾電池、ラジオなどの電気製品など、濡れたら使い物にならないものは、必ずジップロックに入れて、防水対策を行っておきましょう。この処理を行わなかったことで、水害などの際に、いざ使おうと思ったら濡れていて使えなかった、という状況を防ぐことができます。大きめのジップロックをつかえば、上で挙げたカテゴリー化の意味も持ちますし、一石二鳥です。
↑必要物品はカテゴリー化&必用に応じて防水のジップロックへ!!
いざパッキング!!
いざパッキングですが、パッキングする際の順番のセオリーとしては、使用頻度の低いものを下(奥)の方へ入れ、使用頻度の高いものは上(手前)の方にパッキングし、すぐに取り出せるようにしておく、というのがやはり一番便利です。また、重いものは肩掛けの近く(=背中側)にパッキングすると、重さが幾分和らぎます。逆に肩掛けから遠くに入れてしまうと、後ろに引っ張られてしまい、重く感じてしまう、というのは容易に想像がつきますよね。
既に必要物品をカテゴリー化してビニール袋などに入れていると思うので、パッキングの段階では、その大きなビニール袋を詰めるだけなのでかなり楽な作業になっていると思います。
靴やホイッスルなど、避難するときにすぐ必要になったり、万が一閉じ込められて身動きが取れなくなってもすぐに使用できるように、カバンの中ではなく、カバンの外側の紐などに引っ掛けるようにして準備しておくと、いざという時に便利です。カバンの容量には限りがあるので、かさばる物品をパッキングする際には、このような方法も便利です。
↑靴(この画像ではクロックス)やホイッスルなどは外側に付けておくと便利♪
まとめ
私の場合は夫婦2人ですので、リュックサックが2個あれば良いのですが、残念ながらリュックが2個なかったので、登山用の大きなバックパックを一つ(私が担当)と、サブバックとして手提げタイプのバッグ(妻が担当)として、2つのバックを用意してパッキングしました。もちろんリュックサックが2個あるのが理想なのですが、リュックサックも、新品のバックパックを買うとなると結構金額がしますし、避難用に新品を買うのもな~と思い、今後、仕事やプライベートで使っているリュックを捨てる段階になったら、防災グッズ用に転用しようと思い、ひとまずは手提げバックで代用しました。
防災セットを準備するのに大切なことは、「防災セットを完璧にそろえよう!!」と気合を入れ過ぎないことだと個人的に思っています。いつくるかわからない防災に備えることは大切ですが、いつくるかわからない防災に何万円もかけるのは大変ですよね??災害時に大切なのは、「今あるもので何とか生きていくアイディアと柔軟性」だと私は思っています。
防災の準備にしても、完璧に揃えよう、とガチガチに構えるのではなく、今あるものでうまく代用をしながら、転用できるものは転用するアイディアを持ちながら、最低限の手間と費用で(←ここ一番大切)、当面生きていくに困らないものを揃えていく、ということも大切な要素だと思っています。
パッキングが終了し、残りはわずかですが、次にすることを以下の記事にまとめましたので、よろしければ是非ご覧ください!!