brakudaの日常

札幌在住のブロガー1年生brakudaが日々の日常を書き綴ります。日々考えたことや読んだ本、旅行や登山、投資などについて書いていきます。

【北海道胆振東部地震体験記】自然災害への備えで必要なこと・まとめ~その4~

前回記事の続編で、防災への備えシリーズは最後になります。

 

その1からその3記事についてはこちらですので、まだ読んでいないという方は是非こちらから読んでみてください!

 

 

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今回の記事の目次↓↓ 

 

【最後にやること】財産目録と重要情報まとめノートを作る!!

パッキングが終了し、準備完了!!と思いきや、最後にやることとして、財産目録と重要情報まとめノートを作っておくべきだと考えています。

 

財産目録とは

財産目録とは、その名の通り、自分の財産や貴重品などの重要なものをまとめたものです。通帳や現金、カードや実印に至るまで、重要な財産を全てこのノートに書き出し、自分の財産・貴重品はどのようなものがあるかをまとめておきましょう。

というのも、災害が起きてしまった後に、貴重品として持って行くものを探そうとしても、パニックになっているか慌てているかで、漏れが出てきてしまう可能性が高いです。そもそも、貴重品類を探す時間も、持ちだす時間もないかもしれません。そんな状況になることを防ぐために、貴重品類などの財産は一度ノートに書き出し、財産目録として日常から管理しておくと非常に便利です。

私の場合は、「通帳、現金、カード類、実印、証書類」などを財産目録として管理しています。

 

財産目録を基に、貴重品類を一か所にまとめよう

財産目録として貴重品類を書き出すだけではなく、書き出した財産類は一か所にまとめて防災グッズと合わせておいておくといざという時に便利だと思います。財産類をファイルなどにまとめ、防水のケースで財産目録と合わせてまとめておくと便利です。

とは言え、貴重な財産類を目のつくところに置いておくのも不安という方も多いかと思います。その場合は、実際の貴重品類は、金庫や自分にしかわからない場所に保管し、目録として記録した媒体は防災グッズのそばに置いておく。これだけで、災害にあった場合に貴重品類を把握する手間は各段に減ると思います。

紙媒体で残しておくのが不安、という方がいらっしゃれば、自分にしかわからないように電子媒体で携帯に記録しておく、とかでも構いませんし、とにかく一目で財産がわかり、いざというときにすぐに持ち出しができるように備えておくことが重要だと考えています。

そうやって財産を普段から管理しておくことで、日常的に大事なものを紛失するリスクにも備えられると思いますしね。

 

重要情報まとめノート

重要情報まとめノートとは、家族の電話番号や個人情報など、いざという時に必要になる情報をまとめたものです。

今回私も実際にやってみてわかったのですが、私自身は奥さんの電話番号すら覚えていませんでした‥。普段はラインで連絡を取り合いますし、携帯が使えるので電話番号を覚える必要もないんです。けれど、災害の時は、携帯が使えなくなる可能性もありますし、そもそも携帯をどこかに紛失してしまう可能性もある。連絡が取れなくなってしまう、というリスクもあります。そういった災害時には、やはりアナログな記録媒体が強力な効果を発揮します。

災害時に必要になる重要な情報は、紙媒体としてノートにまとめておくと安心です。

 

【番外編】冬の備え

地域によりますが、冬季の災害は、それ以外の時期と比べて更に備蓄物品が必要になります。冬の備えとして私は、「冬季用の衣類・寝袋・カイロ・段ボール・新聞紙・キャンプ用の銀マット」などを別の紙袋に入れて備えています。冬の備えは未だ十分とは言えないので今後検討していくとして、最低限寒さをしのげるものという形で準備をしています。

 

必用物品を枕元に置いておく

財産目録もできたことで、全ての必要物品を枕元に置いておきます。就寝時に災害が起きたことを考え、寝室に置いておくのがやはり良いと考えています。

普段から物を置いておくのは見た目的に少し抵抗がありますが、雑多であっても寝室に必用物品を置いておき、どんな時でもそこにいけば必用物品が揃っていていつでも持ち出せる、という状態にしておくことで精神的にもとても安心します。

 

家の周りの避難所を確認し、待ち合わせ場所を話し合っておく

これももちろん大切なことです。家族が一緒にいない時に災害に遭う可能性も大いにあります。携帯がつながらなかった場合、一切連絡が取れません。そんな時に、普段からどこで待ち合わせるのかを決めておけば、家族と再会できる可能性が高くなります。

私の場合は、家の近くの避難所(中学校)又は自宅付近、ということで決めています。待ち合わせ場所を自宅、と指定しまうと、自宅が倒壊してしまった場合は待ち合わせ場所そのものがなくなってしまいますし、やはり自宅最寄りの避難所を確認しておき、避難所を待ち合わせ場所に指定しておくのが良いのではないかと考えています。

 

今後のメンテナンス

防災用品は一通り揃えれば終わりではありません。定期的な確認・メンテナンスが必要です。

私の場合は、今回の地震が起きた9月上旬に、今一度、今回の経験を思い出す意味も込めて、年一回は必ず防災用品や防災に対する備えを確認することとしました。

備蓄用品は、食品などで特に賞味期限などが定められていることが多いですしね、少なくとも一年に一回は確認し、場合によっては備えているものをその時に消費し、新しいものを付け加えても良いかと思っています。

防災商品といっても、レトルトのカレーや、お湯で炊けるご飯も結構美味しいですしね笑、一年に一回、商品の入れ替えという意味で、美味しく食品をいただきながら、備蓄品のアップデートをしていければ良いと考えています。また、一年に一回と言わず、普段の日常からレトルトカレーを買った時は、面倒でも防災グッズを漁って、古いものから食べるようにしています。これも立派な普段からの備えだと個人的には思っています…。

 

普段から物の少ない生活を

この辺は個人の価値観による部分が大きいと思いますが、私は今回の経験を機に、家の物をどんどん処分しました。物があればあるだけ災害時の危険は大きくなりますし、不便な生活になった時にも普段から物を少なくした生活を送っていれば、あまり不便を感じることも少ないように思います。物を少なくすればするほど、精神的にも身軽になるような気がしますしね。

この辺は他の家族の考えもあるでしょうし難しいところはあると思いますが、物の少ない生活(=防災につながる)ということもあり、大変お勧めします!!

 

 

まとめ・防災への備えを行うにあたって

こちらについては、前回の記事にも少し書きましたが、一番大切なことは「完璧にしようとしないこと!」だと思います。

災害にあった時は、どれだけ準備をしていたとしても、必ず、日常とは異なる不便な部分が出てきます。精神的にも不安定になります。そんな時に大切なことは、「柔軟性と工夫」だと今回の経験で学びました。

柔軟性と工夫で、不便な状況を乗り越えること。それは防災の準備の時点から始まっています。私が今回挙げた点も、あくまで私のケースでしかなく、全ての方に当てはまるわけでもありませんし、不足している部分もあるかと思います。

全てを完璧に準備しようとせず、代用できるものは代用品で工夫し、今あるもので何とか最低限の生活を維持できるような準備をする。いつ起きるかわからない災害に備えておくことは大切ですが、いつ活躍するかわからない防災グッズに何万円も費用をかけるのではなく、今、身の回りにあるもので代用し、最低限の費用と最低限の手間で、災害に備える。そんな方法で、私の経験が少しでも防災に役立ってもらえれば大変ありがたいです。

完璧に備えないことで、普段の日常生活から、「あ!これは防災に使えそう!」とか「あ!これを防災グッズに付け加えておこう」と言った形で、日常生活を送る中で災害のことを想定しておけるようになる。これも立派な防災の備えであるように思います。

 

ここまで読んでいただいた方は、長々と読んでいただきありがとうございました!!

私も日常生活を送る上で何か便利な商品やアイディアがあれば適宜アップデートしていきたいと思います。