brakudaの日常

札幌在住のブロガー1年生brakudaが日々の日常を書き綴ります。日々考えたことや読んだ本、旅行や登山、投資などについて書いていきます。

【北海道胆振東部地震体験記】自然災害への備えで必要なこと・まとめ~その4~

前回記事の続編で、防災への備えシリーズは最後になります。

 

その1からその3記事についてはこちらですので、まだ読んでいないという方は是非こちらから読んでみてください!

 

 

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今回の記事の目次↓↓ 

 

【最後にやること】財産目録と重要情報まとめノートを作る!!

パッキングが終了し、準備完了!!と思いきや、最後にやることとして、財産目録と重要情報まとめノートを作っておくべきだと考えています。

 

財産目録とは

財産目録とは、その名の通り、自分の財産や貴重品などの重要なものをまとめたものです。通帳や現金、カードや実印に至るまで、重要な財産を全てこのノートに書き出し、自分の財産・貴重品はどのようなものがあるかをまとめておきましょう。

というのも、災害が起きてしまった後に、貴重品として持って行くものを探そうとしても、パニックになっているか慌てているかで、漏れが出てきてしまう可能性が高いです。そもそも、貴重品類を探す時間も、持ちだす時間もないかもしれません。そんな状況になることを防ぐために、貴重品類などの財産は一度ノートに書き出し、財産目録として日常から管理しておくと非常に便利です。

私の場合は、「通帳、現金、カード類、実印、証書類」などを財産目録として管理しています。

 

財産目録を基に、貴重品類を一か所にまとめよう

財産目録として貴重品類を書き出すだけではなく、書き出した財産類は一か所にまとめて防災グッズと合わせておいておくといざという時に便利だと思います。財産類をファイルなどにまとめ、防水のケースで財産目録と合わせてまとめておくと便利です。

とは言え、貴重な財産類を目のつくところに置いておくのも不安という方も多いかと思います。その場合は、実際の貴重品類は、金庫や自分にしかわからない場所に保管し、目録として記録した媒体は防災グッズのそばに置いておく。これだけで、災害にあった場合に貴重品類を把握する手間は各段に減ると思います。

紙媒体で残しておくのが不安、という方がいらっしゃれば、自分にしかわからないように電子媒体で携帯に記録しておく、とかでも構いませんし、とにかく一目で財産がわかり、いざというときにすぐに持ち出しができるように備えておくことが重要だと考えています。

そうやって財産を普段から管理しておくことで、日常的に大事なものを紛失するリスクにも備えられると思いますしね。

 

重要情報まとめノート

重要情報まとめノートとは、家族の電話番号や個人情報など、いざという時に必要になる情報をまとめたものです。

今回私も実際にやってみてわかったのですが、私自身は奥さんの電話番号すら覚えていませんでした‥。普段はラインで連絡を取り合いますし、携帯が使えるので電話番号を覚える必要もないんです。けれど、災害の時は、携帯が使えなくなる可能性もありますし、そもそも携帯をどこかに紛失してしまう可能性もある。連絡が取れなくなってしまう、というリスクもあります。そういった災害時には、やはりアナログな記録媒体が強力な効果を発揮します。

災害時に必要になる重要な情報は、紙媒体としてノートにまとめておくと安心です。

 

【番外編】冬の備え

地域によりますが、冬季の災害は、それ以外の時期と比べて更に備蓄物品が必要になります。冬の備えとして私は、「冬季用の衣類・寝袋・カイロ・段ボール・新聞紙・キャンプ用の銀マット」などを別の紙袋に入れて備えています。冬の備えは未だ十分とは言えないので今後検討していくとして、最低限寒さをしのげるものという形で準備をしています。

 

必用物品を枕元に置いておく

財産目録もできたことで、全ての必要物品を枕元に置いておきます。就寝時に災害が起きたことを考え、寝室に置いておくのがやはり良いと考えています。

普段から物を置いておくのは見た目的に少し抵抗がありますが、雑多であっても寝室に必用物品を置いておき、どんな時でもそこにいけば必用物品が揃っていていつでも持ち出せる、という状態にしておくことで精神的にもとても安心します。

 

家の周りの避難所を確認し、待ち合わせ場所を話し合っておく

これももちろん大切なことです。家族が一緒にいない時に災害に遭う可能性も大いにあります。携帯がつながらなかった場合、一切連絡が取れません。そんな時に、普段からどこで待ち合わせるのかを決めておけば、家族と再会できる可能性が高くなります。

私の場合は、家の近くの避難所(中学校)又は自宅付近、ということで決めています。待ち合わせ場所を自宅、と指定しまうと、自宅が倒壊してしまった場合は待ち合わせ場所そのものがなくなってしまいますし、やはり自宅最寄りの避難所を確認しておき、避難所を待ち合わせ場所に指定しておくのが良いのではないかと考えています。

 

今後のメンテナンス

防災用品は一通り揃えれば終わりではありません。定期的な確認・メンテナンスが必要です。

私の場合は、今回の地震が起きた9月上旬に、今一度、今回の経験を思い出す意味も込めて、年一回は必ず防災用品や防災に対する備えを確認することとしました。

備蓄用品は、食品などで特に賞味期限などが定められていることが多いですしね、少なくとも一年に一回は確認し、場合によっては備えているものをその時に消費し、新しいものを付け加えても良いかと思っています。

防災商品といっても、レトルトのカレーや、お湯で炊けるご飯も結構美味しいですしね笑、一年に一回、商品の入れ替えという意味で、美味しく食品をいただきながら、備蓄品のアップデートをしていければ良いと考えています。また、一年に一回と言わず、普段の日常からレトルトカレーを買った時は、面倒でも防災グッズを漁って、古いものから食べるようにしています。これも立派な普段からの備えだと個人的には思っています…。

 

普段から物の少ない生活を

この辺は個人の価値観による部分が大きいと思いますが、私は今回の経験を機に、家の物をどんどん処分しました。物があればあるだけ災害時の危険は大きくなりますし、不便な生活になった時にも普段から物を少なくした生活を送っていれば、あまり不便を感じることも少ないように思います。物を少なくすればするほど、精神的にも身軽になるような気がしますしね。

この辺は他の家族の考えもあるでしょうし難しいところはあると思いますが、物の少ない生活(=防災につながる)ということもあり、大変お勧めします!!

 

 

まとめ・防災への備えを行うにあたって

こちらについては、前回の記事にも少し書きましたが、一番大切なことは「完璧にしようとしないこと!」だと思います。

災害にあった時は、どれだけ準備をしていたとしても、必ず、日常とは異なる不便な部分が出てきます。精神的にも不安定になります。そんな時に大切なことは、「柔軟性と工夫」だと今回の経験で学びました。

柔軟性と工夫で、不便な状況を乗り越えること。それは防災の準備の時点から始まっています。私が今回挙げた点も、あくまで私のケースでしかなく、全ての方に当てはまるわけでもありませんし、不足している部分もあるかと思います。

全てを完璧に準備しようとせず、代用できるものは代用品で工夫し、今あるもので何とか最低限の生活を維持できるような準備をする。いつ起きるかわからない災害に備えておくことは大切ですが、いつ活躍するかわからない防災グッズに何万円も費用をかけるのではなく、今、身の回りにあるもので代用し、最低限の費用と最低限の手間で、災害に備える。そんな方法で、私の経験が少しでも防災に役立ってもらえれば大変ありがたいです。

完璧に備えないことで、普段の日常生活から、「あ!これは防災に使えそう!」とか「あ!これを防災グッズに付け加えておこう」と言った形で、日常生活を送る中で災害のことを想定しておけるようになる。これも立派な防災の備えであるように思います。

 

ここまで読んでいただいた方は、長々と読んでいただきありがとうございました!!

私も日常生活を送る上で何か便利な商品やアイディアがあれば適宜アップデートしていきたいと思います。

【北海道胆振東部地震体験記】自然災害への備えで必要なこと・まとめ~その3~

前回記事の続編が遅くなってしまいました‥。

 

災害への備えとして、必要物品を揃える、そして、安価で便利な商品が沢山出ていますよ~、というところまでご説明した前回記事及び前々回記事についてはこちらです!

まだ読んでいないという方は是非こちらから読んでみてください。

 

 

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今回の記事の目次↓↓ 

 

【次にやること】必要物品をまとめてパッキングする!!

パッキングとは、カバンの中に必用な物品を詰めることです。必用な物品が揃ったら、当然カバンに詰めるのですが、カバンの種類は考える必要があります。

 

カバンの種類について

カバンと一口に言っても、色々な種類があります。普通のリュックサックからトートバック、肩掛けカバンなど色々な種類がありますが、防災用の準備として備えておくべきはもちろん「リュックサック!」タイプのカバンがお勧めです。

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↑リュックタイプがお勧めです。 

 

理由としてはもちろん、「両手が空くから」。この一点に尽きます。災害の時は両手が空いており、身軽に動けることが何よりも重要なポイントになります。この点、トートバックや肩掛けカバンも悪くはないのですが、リュックサックに劣る部分が出てきてしまいます。

 

そしてもう一点。「一つのカバンに何でもかんでも詰めすぎないこと!」です。理想は、人数分のカバンを用意し、重さを分担させておければ理想です。必用物品についても、カバンごとに小分けし、それぞれのカバンごとに独立して必要な物品が全て揃っている、というのが理想です。

一つのカバンに詰め込みすぎ、重くなってしまうとその分身動きがとりにくくなってしまいますし、負担は均等、もしくはそれぞれの体力を考えて重さや分量を按分しておくというのが理想です。

なので、カバンを人数分用意し(できればリュックサック)、パッキングの準備をします。

 

必要物品をカテゴリー化する

パッキングする前に、揃えた必要物品をカテゴリー化しましょう。すぐに物が取り出しやくすいように、というのがその理由です。災害がやってくるのは、パッキングした数年後かもしれません。必要な物品を取り出そうとしても、「あれ??どこに入れたっけ??」という状況を防ぐためにもカテゴリー化は必ず行っておくべきです。

 

と言っても、「食品類、調理器具類」、「衛生用品類」、「衣類」、「ガムテープなどの便利グッズ類」などといった、大まかな区分けで良いと思います。とにかく雑多な状態でパッキングすることは分け、カテゴリーごとにビニール袋で区分けするなどしてパッキングするようにしましょう。

 

濡れたら困るものは防水のジップロックなどへ!!

ライターや乾電池、ラジオなどの電気製品など、濡れたら使い物にならないものは、必ずジップロックに入れて、防水対策を行っておきましょう。この処理を行わなかったことで、水害などの際に、いざ使おうと思ったら濡れていて使えなかった、という状況を防ぐことができます。大きめのジップロックをつかえば、上で挙げたカテゴリー化の意味も持ちますし、一石二鳥です。

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 ↑必要物品はカテゴリー化&必用に応じて防水のジップロックへ!!

 

いざパッキング!!

いざパッキングですが、パッキングする際の順番のセオリーとしては、使用頻度の低いものを下(奥)の方へ入れ、使用頻度の高いものは上(手前)の方にパッキングし、すぐに取り出せるようにしておく、というのがやはり一番便利です。また、重いものは肩掛けの近く(=背中側)にパッキングすると、重さが幾分和らぎます。逆に肩掛けから遠くに入れてしまうと、後ろに引っ張られてしまい、重く感じてしまう、というのは容易に想像がつきますよね。

既に必要物品をカテゴリー化してビニール袋などに入れていると思うので、パッキングの段階では、その大きなビニール袋を詰めるだけなのでかなり楽な作業になっていると思います。

靴やホイッスルなど、避難するときにすぐ必要になったり、万が一閉じ込められて身動きが取れなくなってもすぐに使用できるように、カバンの中ではなく、カバンの外側の紐などに引っ掛けるようにして準備しておくと、いざという時に便利です。カバンの容量には限りがあるので、かさばる物品をパッキングする際には、このような方法も便利です。

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 ↑靴(この画像ではクロックス)やホイッスルなどは外側に付けておくと便利♪

 

まとめ

私の場合は夫婦2人ですので、リュックサックが2個あれば良いのですが、残念ながらリュックが2個なかったので、登山用の大きなバックパックを一つ(私が担当)と、サブバックとして手提げタイプのバッグ(妻が担当)として、2つのバックを用意してパッキングしました。もちろんリュックサックが2個あるのが理想なのですが、リュックサックも、新品のバックパックを買うとなると結構金額がしますし、避難用に新品を買うのもな~と思い、今後、仕事やプライベートで使っているリュックを捨てる段階になったら、防災グッズ用に転用しようと思い、ひとまずは手提げバックで代用しました。

 

防災セットを準備するのに大切なことは、「防災セットを完璧にそろえよう!!」と気合を入れ過ぎないことだと個人的に思っています。いつくるかわからない防災に備えることは大切ですが、いつくるかわからない防災に何万円もかけるのは大変ですよね??災害時に大切なのは、「今あるもので何とか生きていくアイディアと柔軟性」だと私は思っています。

防災の準備にしても、完璧に揃えよう、とガチガチに構えるのではなく、今あるものでうまく代用をしながら、転用できるものは転用するアイディアを持ちながら、最低限の手間と費用で(←ここ一番大切)、当面生きていくに困らないものを揃えていく、ということも大切な要素だと思っています。

 

パッキングが終了し、残りはわずかですが、次にすることを以下の記事にまとめましたので、よろしければ是非ご覧ください!!

 

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【世界自然遺産】知床ってどんなところ?【後編】

知床に関する記事の後編です。

前編をまだご覧になっていない方はこちらからご覧ください。

 

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知床って何ができるの?

 

 

知床には海も山も森も川もあり,様々なアクティビティを楽しむことができます。また,当然ですが新鮮な海の幸もありますし,知床連山から湧き出る素晴らしい温泉もあり,家族連れでもカップルでも友達同士でも,そしてもちろん一人旅でもどんな方でも楽しめます。

 

海派の人におすすめ

 

海が好きな方におすすめするのは,もちろん「クルージング」!!

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知床には観光船を運営している会社が沢山あり,個々人の好みによって,巡航コースや料金・出発時間等の異なる様々なプランを選択することができます。短いところで1時間,長ければ3時間をかけて知床半島の周囲をクルージングし,知床半島を海から眺めることができます。長いコースであれば知床半島の先端にある知床岬まで行くプランもあります。道が整備されておらず,現状であれば個人で計画し,道なき道をかき分けながらでしか辿り着けない知床岬は必見です!!

 

クルージングでは,断崖絶壁の景観や奇岩,美しい滝など,知床半島の野性味溢れる景観はもちろん,熊やオジロワシ,珍しい鳥などの動物も見ることができます。特に,海から見る野生の熊は迫力があり,結構な確率で見ることができます。

 

そしてクルーズのメインは何と言ってもクジラ!時期によりけりですが,ホエールウォッチングができます。クジラだけではなく,イルカの群れなどに遭遇することもありますよ!運営会社によってプランは様々ですので,事前に運営会社のHPを見た上で,事前に予約しておくことをお勧めします。

 

山派の人におすすめ

山派の方におすすめなのは,羅臼岳の登山です!

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羅臼岳は日本百名山のひとつで,非常に美しい山です。後述する知床五湖や知床峠,クルージング等でも遠くから羅臼岳を眺めることができますが,知床に来たのであれば,是非登ってみることをお勧めします。頂上に立った後で,下から眺める羅臼岳はまた一味違った感慨を覚えると思いますよ!

とは言っても,知床半島にそびえる山ですから,標高自体は1,660mと余り高くはないものの,悪天候になった場合などは,厳しい気象条件になることもあります。また,熊も出没するので,熊対策をするなど,十分な装備が必要になります。

登山シーズンは7月中旬~9月下旬。岩尾別ルートで往復8時間を目安とし,早朝に出発すれば日帰り可能なルートとなっています。

 

私は3年前と昨年に,2度,羅臼岳~硫黄山の1泊2日の縦走登山をしたことがあり,その体験記も書いていますのでもし興味があれば是非読んでみてください!

 

 

家族連れの方におすすめ

知床五湖

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知床連山の麓にある,五つの神秘的な湖のことを知床五湖と言います。知床五湖では遊歩道が整備されており,熊よけの防止柵も完備されているなど,子供連れであってものんびりと五湖を散策(実際に見れるのは五湖のうちの1つの湖ですが。)し,天気の良い日には遠くにある知床連山の雄大な景色を楽しむことができます。また,遊歩道を散策するコースは無料で,往復約1.6km,20分ほどのコースですが,希望者はガイドと一緒に地上の遊歩道(有料)へ降り,往復1.6km又は3.0kmのコースを歩き,五湖全てを散策しながら間近にいる動植物を観察することができます。知床五湖へは自家用車またはバスで行くことができます。

 

カムイワッカ湯の滝

 

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カムイワッカ湯の滝,というのは小さな滝なのですが,その滝に知床連山から湧き出る温泉が流れ込み,川(滝)全体が流れる温泉のようになっています。

仕切りなどもありませんので,野生の温泉(川?)として,服のまま流れ出る温泉に入ることができてとても気持ち良いです。川を滑りおりたり,上流に向かって川を登ったりすることができます。ただ,近年は滑落事故なども発生していますので,訪れる際は十分に注意してください。

カムイワッカ湯の滝へはバスで訪れることができる他,通行規制がありますが自家用車でも訪れることができます。

 

 知床の拠点になる町は?

宇登呂

知床の拠点になる町は「宇登呂(ウトロ)」という町になります。

宇登呂には,民宿やホテル,キャンプ場やレストランなどが集まり,上に挙げた様々なアクティビティへの起点となる町です。一軒ですがコンビニ(セブンイレブン)もあります。宇登呂から知床五湖を始めとする様々な観光地に向かうシャトルバスも数多く出発していますし,宇登呂を起点に旅行の計画を立てておけばまず間違いはないと思います。

 

羅臼

宇登呂の反対側の知床半島の根元にある「羅臼」も拠点の町になります。

宇登呂がオホーツク海側の拠点だとすると,羅臼は太平洋側の拠点になります。

上に挙げた代表的な観光地の拠点とするのであれば、羅臼は拠点とするには少し不便ですが、ホエールウォッチングなどをするのであれば羅臼側から船が出航するケースが多くなります。

 

どのように行くの?

北海道内から

道内の各都市からバスやJRが出ていますし,もちろん車で行くことも可能です。

 

北海道外から

北海道外からであれば,最寄りの空港は女満別空港,または釧路空港になります。

女満別空港であれば,空港からバスで約2時間。

釧路空港からであれば,空港からバスとJRを乗り継いで4~5時間かかります。

 

 

まとめ

知床は、ふらっと行こうと思うにはなかなか難しい場所にありますが、多くの魅力を秘めた知床という場所を是非訪れてみてください!

【北海道胆振東部地震体験記】自然災害への備えで必要なこと・まとめ~その2~

みなさんこんばんは

 

前回記事の続きです。

前回記事を読んでいないという方は是非こちらから読んでみてください。

 

 

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前回記事で紹介させていただいた必要物品のうち,私が実際に購入してみて便利だと思ったものを幾つか挙げてみたいと思います。今の時代は本当に便利な商品が開発されており,災害の際にも大活躍してくれると思います。

 

 

便利物品まとめ

水のいらないシャンプー

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災害の時にシャンプー??水や食料などの必需品を最優先すべきでは??

と思う方もいるかもしれませんが,いえいえ,シャンプーを始めとする衛生用品も生活必需品です。災害の後は,不衛生な環境から感染症などが流行することも多く,二次被害を防ぐためにも衛生面には十分に気を付ける必要があります。また,頭や体が痒かったりすると精神的にも大きなストレスになりかねません。

 

この商品のポイントは何よりも「水がいらないこと!」なんと水なしでシャンプーすることが可能なのです。使用方法としては,プッシュすると出てくるスプレーを髪や頭皮に直接吹きかけ,マッサージをするという方法で使用します。

 

実際に使ってみた感想としては,もちろん普段のようにお風呂に入ってするシャンプーよりは効果は落ちますが,使用後の爽快感は十分で,頭皮や髪を清潔にすることができると感じました。泡タイプのシャンプーもあり,どちらも使用しましたが個人的にはこちらのスプレータイプの商品の方がお勧めです。

 

手回し発電機

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こちらの商品は、後ろについているレバーをグルグルと手動で回すことで発電し,USBソケットにUSBを差し込むことで携帯を充電することができます。

 

今回停電に遭ってみて、電気の重要性が本当に身に染みました。手回しじゃなくてもポータブルタイプの充電器があれば十分じゃないかというお声も聞こえてきそうですが、災害の時には予備電池も足りなくなる可能性もありますし、実際、今回の地震の後は電池がすぐに売り切れる光景を目にしたので,ただ回すだけで充電できるというのは何よりも安心感があります。

 

そして何よりもこちらの商品は、電気を充電するだけではなく、ラジオも聞け,LEDライトも完備している優れもの!1台で三役をこなしてくれるので,備えておいて損はしないはずです。

 

充電器の部類では,手回しではなく、太陽光を発電エネルギーに変えるソーラータイプの充電器もあり,そちらをお勧めする声もあります。ただ,ソーラータイプは天気が悪い時は充電できなくなりますし,人力の手間がかかるとは言え,場所や条件を選ばないということの魅力を考え,私はこのタイプの充電器を選択しました。

 

値段的にも安価で,こちらの商品は3,000円強でした。メーカーにもよりますが,5,000円以下で十分な性能のものも手に入りますし,お勧めの一品です。

 

浄水器

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ポータブルタイプの浄水器です。災害の時は何よりも水が大切。生きていくためにも、身体を綺麗にするにも、食器を洗うためにも水が必要です。蛇口をひねれば水が出てくる日常では気が付きませんが,何をするにも水が必要です。飲料用だけで,一人1日あたりの水の必要量は3Lと言われていますし,トイレを流す際に必要な水の量は10Lとも言われています。

 

私の場合は夫婦2人ですので,飲用水だけでも3L×2人×3日分=18Lとなり,仮に3日の備蓄とした場合でも,2Lのペットボトルで9本を用意する必要があります。9本のペットボトルを持ち運びするのってかなりの重労働じゃないですか??現実的じゃないですよね。

 

そんな時に活躍するのがポータブルタイプの浄水器。この小さな浄水器を通すだけで、内蔵されたフィルタが有害成分を除き取り,飲料可能な水としてくれます。災害後は,運よく蛇口から水が出たとしても,水道管が揺れで傷んでいたりして濁っているケースもよくあります。私も今回,地震後に風呂の浴槽に貯めた水が数日したら底の方に泥や砂利が残っていて,赤黒く濁っていたという経験があります。

 

そんな時でも浄水器があれば安心ですし,画像をご覧いただければわかるように,手のひらに収まるサイズになっており,全くかさばりません。

 

そしてなんとこの商品,こんな小さいのに,浄水可能な水量がなんと、「38万リットルなんです!」38万リットルなんてちょっと想像がつかない量ですよね笑。これは、1人1日5リットルの水を必要とした場合、毎日浄水しても208年間使える計算になります笑。

 

私は登山もするので,登山の時にも重くないので持っていくことができますし,買っておいて絶対に損はしないな,と思い購入しました。

値段も4,000円強と,この性能と安心感を考えるとかなり安価だと思います。

 

まとめ 

いかがでしたでしょうか。これ以外にも便利な商品は沢山ありますが,いつ使うことになるのかわからない防災商品に何万円もかけることはなかなか抵抗があるかと思うので,値段とパフォーマンスを考え,安価だけれども用意しておいて損はしない商品を中心に紹介させていただきました。

 

これで必要な物品が揃ったと思うので,その次にすることとして,以下の記事にまとめましたのでよろしければこちらもご覧ください!

 

 

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【北海道胆振東部地震体験記】自然災害への備えで必要なこと・まとめ~その1~

今年は台風に地震に、本当に災害が多い年ですね。

 

私の住む札幌でも,今回の北海道胆振東部地震で震度6弱を記録し,私の住む家でもレンジが落ちてきたり,本棚が倒れたり,なかなかの被害がありました。近くの道路も陥没したり,歪んでしまったり,相当な揺れであったことを実感しました。何より,寝ている間に起きた夜中の地震は何が起きているかもわからず,ベッドの上で揺れが収まるのを待つしかなく,とにかく怖かった,という記憶があります。今回,大きな被害に遭われた方についても他人事とは思えず,今回被害に遭われた方へ,心からお見舞い申し上げます。

 

今回の地震で特筆すべきは何と言っても,「停電!」が長時間に亘って起きてしまったこと!広い全道全域の停電なんて前代未聞です。私の住む地域でも,地震が発生した6日・木曜日の未明から,7日・金曜日の夕方までの丸1日半の間,停電が発生し,地震が起きた6日の夜は真っ暗な中で過ごしました。9月上旬だったから良いものの,これが氷点下の真冬に起きていたらと思うとゾッとします。。

 

札幌は地震が起きない,と札幌人の間では長い間,迷信のように信じ込まれており,私もほとんど災害の準備をしていませんでした。今回の地震を経験して、地震を始めとす災害はどんなところでも起きるんだということを身をもって経験し、普段から色々な備えをしておくことの重要性を実感しました。

とはいえ、普段全く災害の準備をしていなかったので、「災害の準備と言っても何から行おう…」というレベルから始めました。そんな私が防災力を獲得していく,自らの体験記として皆様の参考になれば嬉しいです。

 

 

【まず行ったこと】自分が住んでいる自治体の防災マニュアルを確認

まず私が行ったことは、札幌市のHPを確認し、札幌市が定めている防災マニュアルを確認しました。

 

 https://www.city.sapporo.jp/koho/pamphlet/documents/01bosai_handbook.pdf

 

大抵の自治体は,防災マニュアルを設定しています。まずは自分の住んでいる自治体のHP等を確認し,防災マニュアルを確認しましょう。

 

起こる可能性のある災害は,地震、水害、土砂崩れなど様々です。どんな災害も起きると考えて準備するのがベターかと思いますが、まずは自分の住んでいる自治体が想定していて、自分の身の回りに起こる可能性の高い災害を中心に準備するのが良いかと思います。

 

また,自治体によっては,水害などの場合,浸水などが起きる可能性ごとに危険度を区分けしたハザードマップも備えていますので、自分が住んでいる地域やその周辺を中心に危険度を確認しておきます。

 (札幌市のハザードマップ)

http://www.city.sapporo.jp/kikikanri/higoro/fuusui/documents/chuou-toyohira_map_kani.pdf

 

【次に】必要になるものを書き出す

自分の住んでいる自治体・地域で,どのような災害が発生する可能性があるかを確認したら、次に必要な物品を書き出します。地震や水害など、災害によって必要な物品が異なる場合もありますが、この段階では必要になると思わる物品を全て書きだします。

 

防災についてまとめたサイトやブログを見ると、色々なアイディアや便利商品が載っていますが、これらのものを全て揃えていこうと思うとキリが無いので,まずは基本的な道具を揃え、その上でプラスアルファとして便利商品やアイディア、各ご家庭によって異なる必要物品を付け加えていくのが良いんじゃないかなと思います。

 

防災用の備蓄品については,最低でも3日分。理想は1週間分を備えておくべきとされています。昔は救助が来る目安となる3日分(=72時間分)を備えておくべきと言われていましたが,東日本大震災のケースを見ればわかるように,避難等が長期間に亘るケースもあることから,1週間の備えが理想とされています。

 

私の場合【夫婦二人のみ】

 私は夫婦二人のみとかなり身軽な方ですが、お子さんや高齢者の方がいらっしゃったりした場合は、用意するべき物も様々に異なると思います。あくまで一例として、私のケースを挙げさせてもらいます。

ライフライン系

生きていく上で必要になるもので,第一優先で揃えておくべきものです。また、災害の時は、食料や水など、誰にでも必要になるものが最優先で配布されます。そのため、常備薬やメガネなど、本人にしか当てはまらない物も最優先で備えておくものと考え、分類しました。

 

・貴重品(通帳含む)、現金、携帯電話,カード類(今回の地震では停電によってATMも止まってしまい,ある程度まとまった現金を保有しておくことの重要性を痛感しました。)

 

・水(1人1日3Lを目安)

 

・食料(水で戻せる米、レトルトカレー、カップ麺、袋めん、缶詰、ゼリー、乾パンやチョコなどの菓子類など。ガスと水さえあればお湯が作れるので、カップ麺系は腹持ちも良くて重宝します。)

 

・ヘッドライト(懐中電灯よりも両手の自由が効くヘッドライトがベターです)

 

・常備薬(災害の時は病院も受診できなくなってしまう可能性もあるので,常備薬は必要です。大きな持病のある方は特に)

 

・メガネ又はコンタクト用品(視力が低い方は特に必需品です。)

 

・靴(靴は以外と見落とされがちですが、移動する時に靴は必需品です。ただ、靴はかさばるので,私の場合は踵ストラップがついて足を覆ってくれるクロックスを代用品とし、リュックに引っ掛ける形で準備しています。)

 

・ラジオ(停電だとテレビも止まってしまい,携帯も電池の関係で使用を控えることになるので,情報源のラジオはとても重宝しました。どこで何が起きているのかを知ることで精神的にも安定しますしね。)

 

・カセットコンロ又はキャンプ用のバーナー(ガスが止まってしまうとお湯もわかせません。)

 

衛生用品

・衣類、下着、タオル

 

・携帯トイレ(水が止まるとトイレも止まってしまうので携帯トイレは必須です。)

 

・救急セット(消毒液や絆創膏、バファリンなどの痛み止めや包帯など簡易的なものです。)

 

・生理用品

 

・ティッシュ、トイレットペーパー、ウェットティッシュ(特に衛生面でウェットティッシュは大活躍です。)

 

・歯ブラシ

 

・ラップ、アルミホイル(ラップは食器に巻くことで使用後の食器洗いが不要になったり,アルミホイルも重ねればフライパンになるなど大活躍します。)

 

・ビニール手袋(衛生面であった方が良いかと)

 

・食事用のカトラリー類

 

・水のいらないシャンプー

 

あると便利なもの

・予備用の電池及びポータブル充電器(電池は今回の地震でも真っ先に売り切れました)

 

・ロウソク、ライター(ヘッドライトがあれば代用できますが,あると安心です。)

 

・化粧水と乳液(ホコリなどで乾燥するのであると便利です。)

 

・軍手

 

・ガムテープ(万能です)

 

・紐又はロープ

 

・ビニール袋(万能です)

 

・ビニールシート(避難所では隣との仕切り・目隠しにもなります。)

 

・ホイッスル(建物の中に閉じ込められた際などに使用します。)

 

・浄水器

 

・手回し発電機

 

 

こうして書き出してみるとかなりの備えが必要なことがわかりますよね。

 

後編も是非どうぞ!

 

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ニュースがわからない!?アメリカと中国の貿易戦争について解説

みなさん、こんにちは!今日もゆるく生きています、brakudaです。

 

今日はニュースの解説。

新聞やテレビのニュースを見てもさっぱりわからない、という方向けに簡単に解説できれば、と思います。

新聞やテレビのニュースって、その背景にある知識や情報については省略してしまうので、基礎的な知識がないと、そもそも何を言っているのかがわからないんですよね~。背景なりを説明しようとするとその何倍も時間がかかってしまうので、そこは知っている前提で進むのですが、その背景がわからないと、「え。これって何が問題なの?そもそも関税って何?どうなっちゃうの?」となってしまって、そもそもその事件なりが理解できない。そんな部分から説明するような記事を書けたらなと思っています。

 

まずはアメリカと中国がお互いに関税をかけ合って対立し、貿易戦争の様相を呈している、というこのニュース。このニュースの本質は、「関税をかけ合うことは悪いことだ」ということが前提にあります。

 

まず、そもそも関税とは何でしょうか。関税とは、物を輸入する時にその物にかかる税金のこと。

例えば日本の業者がアメリカの業者から100万円の車を輸入するとして、関税が0円であれば日本の業者はアメリカの業者に100万円のお金を渡し、輸入した100万円に幾ばくかの利益を足してアメリカの車を日本国内で売ります。仮に利益を20万円とすると、日本国内の消費者はアメリカの車を120万円で購入することができます。

では仮に、関税を20万円と日本政府が設定した場合、日本の業者は20万円を日本政府に、100万円をアメリカの業者に、合計120万円を支払い、輸入した車に利益(上の条件と同じ20万円)を上乗せして日本国内の消費者へ140万円で売ります。関税をかけた日本政府は20万円の儲けが出ますが、日本国内の消費者は、関税が0円の場合と比べて同じ車を買うのに20万円も多く支払わなければいけません。

そうなるとどうなるか。物が売れなくなります。100万円で買えたものが120万円になったらそりゃあ買わなくなりますよね。

 

物が売れなくなるのに、何故関税というものをかけるのか?それには、「国内産業の保護」という理由があります。

例えば日本国内で車を生産する時に、どう頑張って調達コストを安くしてみても、120万円かかるとします。上記の例で見たように、関税が0円であれば、アメリカから輸入した車が100万円で出回れば、日本国内で生産する120万円の車は売れません。そうすると、日本国内で車を生産しようとする人がいなくなってしまいます。幾ら頑張って作ってもアメリカの輸入車には勝てないんだから作らないですよね。でも、日本政府としては何とか車産業を成長させたい。じゃあどうするか。「関税をかけて日本車を保護」すればいいんです。

上の例でみたように、関税を20万円かければ、アメリカの輸入車の価格は120万円、日本車の価格も120万円で同じ金額になります。同じ金額であれば、日本国内の車製造業者は、何とかアメリカの輸入車より安く売ろうと頑張ります。そうすれば日本国内の車産業は何とか頑張っていけるわけです。このように、「自国の国内産業を保護する」という目的が関税にはあります。

それぞれの国には得意分野があります。例えば国土の小さな日本が幾ら頑張って農作物を育てても、国土が広くて大規模生産をするアメリカの農作物には価格面でかないません。農作物に関税をかけずにアメリカから大量に輸入すれば、国内の農業生産者はアメリカ産の安い農作物に負けてしまい、日本で農家をやる人はいなくなってしまいます。アメリカと仲が良いうちはそれでもいいですが、仮に喧嘩でもしてアメリカから農作物を輸入できなくなったら、既に日本国内の農家はいなくなってしまっているので、日本は農作物を自給できず、国民皆が飢えてしまいます。だから関税をかけて国内の農家を保護し、自国の産業を保護するのです。

自動車や農作物、パソコンや日用品など、各品目の関税はそれぞれの国で細かく設定されています。特異な分野は沢山輸出したいから、相手国に関税を下げろ、と強く言いつつ、苦手な分野は国内産業を保護したいから高い関税を適用しようと、各国は貿易の交渉を行います。

 

じゃあ高い関税をかけてその被害を受けているのは誰でしょうか。そう、国内の消費者です。車の例を思い出してみましょう。関税が0円だった時は、日本国内の消費者は利益を上乗せした120万円で車を買えていたのに、関税が20万円になった時は140万円払わないと車を買えなくなってしまいます。消費者にとっては関税がなくなってくれた方がありがたいんですね。海外から輸入されるワインにも関税がかかってしまいますが、関税が0円になれば海外の美味しいワインが安くなって、どんどん飲むことができます。関税が少なければ少ないほど、世界中で消費者が物をどんどん買うようになるんですね。世界中で沢山の人が物を買うようになれば、世界中の経済規模がどんどん大きくなっていき、世界経済が成長します。なので、国内産業の保護、という観点を除けば、関税はできる限り少ない方が良いのです。また、恣意的に高い関税をかけ合うことができれば、仲の良い国などがグループを作って、グループ以外の国に高い関税をかけ合って、仲の悪い国を排除することができます。A,B,Cという3か国があるとして、A国とB国は仲が良いのでお互いに関税は0円とし、仲の悪いC国に対してはA国もB国も協力して高い関税をかける。そんなこともできてしまいます。そうすると仲間外れになったC国はどうするか。C国と仲の良いD国と相談して、D国にも協力してA国とB国に高い関税をかけて対抗しようとします。このようにグループを作ってそれ以外を排除する経済を「ブロック経済」と言います。こうしてどんどん緊張が高まっていったことも一つの要因となって、第二次世界大戦が起きました。

 

経済が繋がり合うことは、戦争を避けるための安全保障の観点からも重要なことであり、世界経済をどんどん成長させよう、そういった考え方の元に、第二次世界大戦後に先進国を中心に、関税をどんどん低くしていきましょう、という運動を行っていきました。その中心になっているのが、現在のWTO世界貿易機関)です。各国が勝手に関税を高くしないように、共通のルールを作りましょう、としているのです。

 

このような流れのもと、第二次世界大戦後、現在に至るまで関税がどんどん下げられていき、世界経済はどんどん成長していきました。

 

ところが、今回アメリカのトランプ政権が、この流れに逆行するように、中国に高い関税をかけたのです。中国もこれに対して反発し、報復行為として同様にアメリカからの輸入物品に高い関税をかけています。

世界第1位、2位の経済大国がお互いに高い関税をかけ合ってしまえば、世界経済が縮小する要因になりかねません。それだけではなく、第二次世界大戦の要因になってように、経済の対立というのは、実世界における対立の要因にもなりかねないため、このような大きなニュースとして取り上げられているのです。

 

そんな悪いことだらけなのに、何故アメリカはそんなことをしているのか?

その説明は次回に行いたいと思います。

今日はここまでということで、長い間読んでくださりありがとうございました。

【世界自然遺産】知床ってどんなところ?【前編】

みなさん,知床ってどんなところかご存知でしょうか??

 

名前は聞いたことあるけど。。

自然がすごそう。。

世界遺産だし綺麗なところなんだろうけどよく知らない。。

 

そのような方も多いのではないでしょうか。

 

かく言う私も北海道に長く住んでいながら,3年前に実際に訪れるまではよく知りませんでした。

世界遺産ですし,テレビ番組などで取り上げられる機会も多いので,名前だけはよく聞いていたんですけどね。

3年前に訪れて以来,大好きとなったこの場所を,この機会に紹介してみたいと思います。

 

 

知床ってどこにあるの?

知床というのは北海道の東端,オホーツク海に突き出た半島及びその周辺地域のことを言います。

 

半島の根元にある斜里町という町から先の,半島地域のことを総称して「知床」と呼ぶことが多いと思います。

 

 

知床の何がすごいの?魅力は?

知床は様々な魅力に溢れた場所ですが,知床のすごさ・魅力を一言で言うと,「その手つかずで雄大な自然。そして知床にしか存在しない独特の生態系とその生態循環システム」を挙げることができると思います。

 

 

…とは言っても,自然が豊かな場所なんて日本中探せば沢山あるんじゃないの??

 

はい。私も知床を訪れるまでそんな風に思っていました。私自身,日本国内はほぼ全都道府県を訪れましたし,海外も数十か国訪れ,素晴らしい自然を沢山見て来ています。それでも初めて知床を訪れたときはその雄大な自然と,自然に育まれた生き物たち,そして生命を繋いでいく崇高な営みに触れたときはとても感動したことを覚えています。

 

知床の豊かな自然

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 知床五湖

 

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 知床峠から見た羅臼岳

 

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海から見た知床峠

 

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 ヒグマの親子。運が良ければ、道路脇にいるヒグマを見ることができることも!

 

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エゾシカ。エゾシカやキツネなんかは遭遇率がとても高いです。

 

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冬の流氷の上を飛ぶオジロワシ。

 

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海に沈む夕陽。

 

 

知床独特の生態システムについて

知床がその独特な生態システムを形成した要因として,「流氷」「半島中央部の山脈」そして「長く厳しい冬」の3点を挙げることができるように思います。

 

流氷

知床半島は,北半球における流氷が流れ着く南限とされています。冬の間にロシアなどの北方から流れ着く流氷には,多くのプランクトンが付着しており,海を豊かにし,サケやマスなどの多くの魚,海の生き物たちを育みます。流氷に付着するプランクトンによって大きくなった魚類は,それらを餌とするヒグマやフクロウ,オオワシなどの大型生物たちの命を育みます。やがて大型動物達も亡くなりますが,その死骸は土に還り,森を育み,森の養分は川から海へ流れ,再び海の生物を育んでいきます。一般に「食物連鎖」と呼ばれるものですが,手つかずの豊かな自然が残る知床では,生き物たちが生命を繋いでいくその崇高な営みの気配や息吹を直に感じることができます。

 

半島中央部の山脈

半島の中央部には,火山活動によって隆起した,2,000m近い急峻な知床連山が走っており,知床半島の景観を独特なものとしています。半島の中央部を急峻な山々が走る,この独特な地形によって,知床半島には海と山,森と川が同時に存在します。海と山,そしてそこに生きる生き物たちが相互に作用し,豊かで,知床にしか存在しない独特な生態系を形づくっています。半島の中央を急峻な山脈が走っているので,知床半島の海岸線はほとんどが切り立った崖となっており,それらの海岸線も海からのクルーズなどで眺めることができます。

 

 

長く厳しい冬

知床半島の冬は長く厳しく,深い雪に覆われています。知床を南北に走る横断道路の開通は例年5月頃になるなど,一年の半分以上が冬,と言ってしまっても良いくらいです。この長く厳しい冬が人間の侵入を長い間拒むとともに,厳しい自然環境に適応する独特の生態系を育んできました。

 

 

知床で何ができるの?

とは言っても,一番気になるのはそこで何ができるのか,ということですよね!

それについては以下の後編記事にまとめましたので合わせてご覧ください!!

 

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